2日目も朝からあいにくの雨で、午前中の競技は中止に。ひょっとしたら今回の旅ではバルーンの飛行する姿を目にすることはできないんじゃないか…との不安を感じつつも、午後からは天気が回復するとの予報に期待をよせ、まずは昨日から引き続き食の旅へ出発。そばを食べに行くことに。道中、石窯でパンを焼くパン屋さんに併設のカフェで腹ごしらえ…って、なんだかおかしいのだが、まぁとにかくスープもパンも美味しかった♪

 

そして目的のそば屋さんに到着。そこにはなにやら面白い建物が!
列車の家
列車を据え置きにしてつくった家!楽しいなぁ、こういうのとても好きだ。居住性はどうなのかな、気になるところ。

 

二足のわらじ
さあさあ、手打ちそばですよ!素朴な味わいだった。

ここの店名は「二足のわらじ」というのだが、何故そんな名前なのかというと、店主が家具職人でもあるからなんだそう。そばをいただいた後、家具の展示場件製作スペースも見せてもらった。そこにはこんな立て札が。

こういうセンス、ええなぁ。

木と田と川
はい、摘みませんとも。

 

おなかいっぱいになったら、バルーンフェスタの会場へ。どうか天候が回復しますように!

切符
バルーンフェスタの開催期間中のみ、「バルーンさが」という駅が現れる。
この切符もこの時期限定の「佐賀」-「バルーンさが」間往復切符。
バルーンフェスタ号
「バルーンフェスタ号」なんて特別列車も現れる。
バルーンフェスタ会場1
会場に到着。広~い!雨は上がって、時おり思いの外きつい日差しも指してくるけど、地面にはまだまだ水たまり。そして一番の問題は風。風が強すぎると、危険でバルーンは飛べない。午後のお楽しみ競技を開催するかどうかは14:30に決定される予定だったけど、15時になってもまだ決定しかねているよう。風はすこしずつおさまりつつあるので、実施するか中止にするか、ギリギリのところで判断しかねているのだろう。

 

Qoo
あ、クーがおった。伽音さんも写ってるね。

さぁ、競技はどうなるのかな…半分祈るような気持ちで決定を待っていると、ついに、実施します!との場内アナウンスが。客席からは穏やかな歓声が上がった。

しかし、弱まったとはいえ風は相変わらず吹いている。果たしてバルーンは飛び立てるのかな。どきどきして待っていると、北方から歓声が!

飛んだ!
おぉ!飛んだ!飛んだーっ!!
風をつかまえて
風をつかまえて、みるみる近づいてくる。
この競技は、会場より最低1km以上離れた地点から離陸し、会場内の目標地点にあるキーフラッグをバルーンのゴンドラから手づかみで取る、というもの。バルーンはバーナーによる熱調整での上下運動しかできないので、場所を移動するには風まかせ、つまり進みたい方向へと吹いている風にうまく乗るしかない。風は高度によって吹いている向きや強さが違うので、うまく風を読まなければならない。

とにかく、風に負けずに飛び立ったバルーンが、豆粒にしか見えないような距離から、今度は風をつかまえてぐんぐんこっちへ向かって飛んでくるってのは、なかなかの迫力!

接近!
近づいて、近づいて

 

届くか!?
届くか!?…あぁっ届かなかった。

 

惜しかった…
惜しかったねぇ、着陸~。

 

どんどん飛んでくる
さぁ、後続もどんどん飛んでくるぞ~♪

 

超接近!!
キーフラッグまであと少しのところまで接近…するも、うわ~届かない!!惜しい~!!

 

今度はどうだ!?
次のキーフラッグに手を伸ばす!!あぁっ、届かないぃっ!!

 

手を振る
ようやくのことで飛び立ち、会場へ向かって飛んできてくれたバルーンに、皆が手を振る。僕も思わず大きく手を振ってしまった。あっちからも見えてるかなぁ!

 

ふんわり
刈り入れの終わった秋の田んぼの上にふんわりと。ええなぁ。空はどんよーり鉛色やけどね…笑。

 

ゴーッ
バーナーに火がつくと「ゴーッ!」って音がここまで聞こえてくる。

 

夕暮れ
皆さんおつかれさま。

 

結果的に、キーフラッグをつかみ取れた選手は誰もいなかったけど、何はともあれ一時はバルーンが飛ぶ姿を見ることすらできない可能性もあったわけで、風に負けず一所懸命に離陸して飛んできたバルーンを、たとえ数機でも間近で見られただけで大満足だった。じっさい、競技に参加していたバルーン40機以上のうち、飛び立てたのは10数機だけだったみたい。
バルーンフェスタの開催期間中は、天気が良ければそれこそ空を埋めつくすほどの数のバルーンが飛ぶんだそう。そっか~それを見てみたいなぁ!来年も都合が付けばぜひ来よう。そのときこそは天候に恵まれますように!

夕日
バルーンフェスタが、日が、暮れていく。

 

また来年
伽音さん、まこっちゃん、そして長友くん、本当にどうもありがとう。
来年もきっとまた来よう♪