2011年 6月 の記事

新しい家族

去年の3月はじめに、実家で飼っていた愛犬 のぼる が風邪をこじらせて死んでしまってから、また犬を飼おうかどうしようか、家族皆でぼんやりと考えていた。

飼いたい気持ちはあるけれど、当然ながら毎日の世話はそれなりに大変だし、たとえばこれから子犬を飼い始めて、それが15年生きたとすると、そのころ僕の両親は70代半ば。どっちが長生きするか分からんしな~なんて、母は、冗談半分ではあるけれど、半分は真剣に言う。

僕も、近いとはいえ両親とは別の家に住んでいるので、おおいに世話するよ、なんぼでも散歩に行くよ!とは言えない。

飼おうか。
やめとこうか。
もし飼うなら柴かビーグルがいいな、雄がいいな。
のぼるはいい犬やったなぁ、また飼うならのぼるみたいな犬がいいなぁ。
飼おうか。
やめとこうか。

そんな話をしたり、ときどきはペットショップにも行ってみたり。
そんな、のぼるがいなくなってからのこの1年。

そしてある日。いつも僕が一方的にお世話になっている、ナレーターのまどかさんからの情報。

「子犬が生まれましたよ。飼い主募集中!」

まーちゃんちのわんこは、リュウくんとサクラちゃんという、柴の夫婦。

柴…。

我が家では、さっそく家族会議…に、かけるまでもなく、とにかく会いに行ってみること決定。
3匹の子犬はどうも全員雌のようだとのことだったけど、雌でもいいやんな。
ということで、4月の終わりに子犬ちゃん達に会いに行ってきた。

まーちゃんちにお邪魔して、3匹の子犬ちゃん達と対面するやいなや、父はいちばん小さな子を抱き上げ、

「よし。コイツにしよう。決定!」

えっ!父、速すぎやろ!!笑
ほんとに文字通りの即決だった。しかも、当初話を聞いた頃にはまだ小さすぎて雄か雌かはっきり分からなかったけど、育ってきてみるとその子はどうやら雄だったよう。文句なーし!というわけで、あっという間に正式決定。
赤ちゃんのうちは親元にいたほうがいいので、6月になったら改めて迎えに来る、ということになった。

それからの1ヶ月あまりのことは、皆さんのご想像にお任せするけど、まぁ、その想像でだいたい合ってると思う。

そして6/5、いよいよチビちゃんをお迎えに。
1ヶ月の間にチビちゃんはずいぶん大きくなって、赤ちゃん犬から立派な子犬に成長していた。
リュウくんとサクラちゃん、一緒に生まれたきょうだい、そしてまーちゃんにさよならを言い(いやまぁチビちゃんはよく分かってなかったと思うけど)、チビちゃんは東山から北山へ。
道中、ちょっと車に酔っちゃったりもしたけど、家に着いてからは元気にはしゃぎ、走り回っていた。

…が、夜になると突然ホームシックに。
見ているこちらが切なくなるほどしょんぼりとしてしまい、東山へ帰りたいのか、さびしげに玄関のドアから外へ出たがってました。なんかもう、このときはほんとにかわいそうだった…。

けど!母によれば、翌朝になると昨夜のことなんてきれいさっぱり忘れたみたいで、しっかり元気に走り回っていたそうな。よかったよかった。

それ以降は、みるみるうちに我が家に馴染んでいき、寝る場所やごはんを食べる場所も決まり、いまではすっかり家族の一員に。
名前は、「のぼる」に引き続き僕が命名、「小太郎(こたろう)」に決定。いい名前でしょう。
小太郎は近所でもたいへんな人気者だ♪<br /><br />

正直に言うと、毎日実家に行ってコタと触れ合っていると、僕の中の、のぼるの記憶が少しずつ薄れていくのが分かり、そのことに寂しさも感じる。
のぼるの、洋犬の血が混ざっていたために少し長い毛並み、頭を撫でたときの感触、僕の脚に顔をすり寄せてくる仕草、大好物のあんぱんを持って近づいていったときの大げさすぎるはしゃぎっぷり、決していい匂いとは言えなかったあの匂い(笑)…。
のぼるはほんとにかわいかったなあ!

でも、コタがうちにやってきて何日後やったかな、夜、僕が実家から自分の家に帰ろうと玄関で靴を履いていたとき、ふと、玄関のすみっこ、いつものぼるが寝そべっていた場所にいま寝ている小太郎のそばで、のぼるが小太郎の頭をなめてやっているような気がしたときがあった。
なんかそんなような気がしただけで、それは単なる僕の願望やったかもしれんのやけど、そのとき僕は、あぁ、のぼるは小太郎にやきもちをやいたりはしないな、という確信が持てた。この家での暮らし方を、のぼがコタに少しずつ教えてくれているような気がした。
小太郎が、ホームシックにめげずにこんなに早くうちになじめたのは、のぼるのおかげかもしれない。あー、のぼはえらいなぁ!ありがとう、のぼる。あんぱんあげよう!

こないだの土曜日は、父も母も出掛けてしまって実家に小太郎ひとりになってしまうため、小太郎を僕のうちに連れてきて一緒に過ごした。
コタ、この家もお前の居場所のひとつなんやで、よう覚えときや~。
って話しながら遊んでた。ちゃんと分かってか分からずか、コタ、ひとしきり遊んだ後はスタジオのソファですっかり安心して寝てたよ。

小太郎はぐんぐん成長して、どんどん大きくなる。
2週間前にうちにやってきたときより、ずっと立派に、柴犬らしくなった気がする。

まーちゃんどうもありがとう!
家族みんなでかわいがって、大事に育てます。
ときどきは、リュウくんサクラちゃん、そしてまーちゃんに会いに連れて行くからね。

VAIOノートZのHDDをSSDに換装

長年使い続けている、VAIO PCG Z1V/PのHDDをSSDに換装する。

古いノートPCの延命措置としては効果絶大!

 

このバイオノートZは2003年製、もう8年も前のモデル。当然ながらIDE接続となる。

64GBにするか128GBにするか迷ったけど、キトゥンスタジオ内でのネット閲覧とDAWを使ったソロライヴでしか使わないこのPC、現状、搭載されたHDDの容量80GBのうち30GBくらいしか使っていないので、64GBもあれば事足りるだろうと判断、安上がりに済ませることにする。IDE接続のSSDなんてもの自体が世の中にあまり存在しないので、たいして迷うこともなく、CFD製のCSSD-PNM64WJ2を選択。

ここ や ここ の記事を参考にしつつ作業を開始する(※こういう記事を書いてくださる方がいらっしゃると、ホントに助かります!どうもありがとうございます)。

 

まず、液晶部分を不織布で包み保護してから、キーボードを取り外す。

 

パームレスト部分もひっぺがす。左下に見えるのがHDD。

 

これが、いままで載っていたHDD。4200rpm…はっきり言って鈍足。

 

それをSSD(READ 110MB/s, WRITE 90MB/s)に載せ替える。どれくらい早くなるかなぁ!?

 

HDDから外したステーをSSD取り付け、PC本体に装着。問題なく収まった。

 

組み直し完了。

 

リカバリ中。HDDとSSDの交換という物理的な作業より、こっちのほうが時間がかかったりする!笑。

 

完了。

 

期待通り、すげー速くなった!

HDDでは、電源ボタンを押してからOSが立ち上がり安定するまで3分くらいかかってしまっていたのが、SSDでは1分以内で安定するようになった!…まぁ、「XPが1分で起動」というのが本当に早いと言えるかどうかはさておき、体感的にはものすごく早くなったので、精神衛生上非常に好ましいことだ。

もう一つ素晴らしいのは、無音になったこと。HDDはデータの読み書きの際にカリカリチリチリと、いかにも「今がんばってます!」という音がするけど、SSDは無言でさっさと動作してくれる。寡黙な、デキル奴だ。

発熱に関しては、期待したほどの効果はなかった。HDDに比べ多少マシになった感はあるが、パームレストの左手部分は相変わらず温かい。

ともあれ、満足できる結果となった。これであと2~3年は使えるかな♪

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